中学に進学してからは、それまでとは一転、自分自身の意思で物事を決めるようになりました。何をするにも母親に確認している私を見て、尊敬していた友人から「結局あなたは何がしたいの?」と言われたことがあったんです。それまで、親がどんなことを望んでいるかという軸で判断していたのが、「自分の意思で行動を選んでいいんだ」と気付き、はっとさせられました。そして、やりたいことを自らの意思で選択する毎日が本当に楽しくなっていきました。

そんな背景もあり、学内外の活動で順調な日々を過ごすことができました。中学2年生の時には学級代表の役割を頂き、「青春」を掲げて行ったクラス運営が非常にうまくいき、それからは生徒会長や学年代表など、あらゆる経験をさせてもらいました。また、プライベートではダンスに打ち込み、チームを組んでちょっとした大会で受賞したり、友人にも恵まれ、誰が見ても順風満帆な日々でしたね。

ところが、そんな生活が続いていくと、まるで努力をしなくても何でもできるような錯覚が芽生えていました。それまでは120%の努力をして100点を目指していたものが、50%の努力で70点ぐらい取れるのであれば、そちらの方が効率が良いと考えるようになっていたのです。何事にも本気で、かつ真剣に取り組むことがだんだんとできなくなっていきました。特に高校2年生頃から、そんな感覚が強くなっていました。

そして高校3年生を迎え、卒業後の進路を考えなければならない時がやっても、心は冷えきっていて、「本当にしたいこと」が何もない状況でした。一旦大学に進学することに決めたものの、明確な目的が持てなかったので、なんとなく最先端で色々なことができる大学に、なんとなく進学を決めてしまいました。

そんな中途半端な気持ちは大学入学後も変わらず、授業やサークル、バイトやゼミなど全て中途半端な形で終わらせてしまうような生活が続きました。