私は東京都に生まれ、両親は商売をしている家庭でした。
そのため両親はいつも忙しく働いており、
私は4歳のころから親戚の家に預けられて育ちました。
一番甘えたい時期なのに、両親に会えるのは週に1回程度しかなかったんです。

そんな家庭環境の中で育ち、寂しさと同時に、

「自分は周りの子とは違うんだな」

という思いを幼心に抱いていました。

その後、小学校にあがったころからは、両親と一緒に暮らせるようになったのですが、
両親が帰ってくるのは夜中の1時や2時。
階段の音で目が覚めることもしょっちゅうでしたね。

なかなか一緒に過ごせる時間がなく、遊びに行きたいと、だだをこねたりもしていました。

また、うちの両親がこんなにも忙しく働いているのは、お金がないからなのかな、
とも考えるようになり、お金を稼ぐってことは大切なことなんだと、
漠然と考えるようにもなりました。

そのような背景もあり、10代の頃から、仕事をして自立したい、という思いでいっぱいで、
アルバイトもたくさんしました。
初めてのバイトは時給500円の喫茶店でした。
そのお店で一生懸命働いて、お金をためて13万円のバイクを買ったんです。
もう本当に嬉しかったですね。

この喫茶店のバイトから始まり、その後たくさんの仕事をしましたが、
うまくいかない仕事も数多く、10代は挫折の繰り返しでした。
それでも、どんなに失敗をしても常に前向きに目の前ことに一生懸命でした。