私は学生時代、目指したいものが全くありませんでした。

小学生の時に親に買ってもらったパソコンに興味を持ち、それをいじって遊ぶことが好きでしたが、
特に将来の夢や目標はなく、本当に平々凡々な学生時代を過ごしていましたね。

その後、中学・高校はそのまま地元の学校に進み、大学は地元の三重県からほど近い、
愛知の工業大学に入学し、情報通信工学科という学科で、
プログラミングなどの技術系の勉強をしていました。

大学に入って初めてインターネットというものに触れたのですが、
それまでやっていたパソコン通信とは違い、世界中のネットワークが繋がる、
ということには非常に衝撃を受けた気がします。

しかし、大学でも具体的なやりたいことは見つからず、
就活の際にセミナーなどに参加してみても、あまりピンと来るモノには出会えませんでした。

ただ、漠然と就職するなら大企業に行きたいと思っており、
理系職で大企業に入るためには大学院に行くのが一般的だったため、
卒業後は、石川県にある北陸先端科学技術大学院大学に進みました。

そこは、日本で初めての独立大学院だったのですが、ネットワークが整備されており、
寮にもLANが引かれていることが魅力的だったんです。

ただ、入るのはあまり難しくなかったのですが、進級や卒業するためのハードルが高く、
周りに何もない山奥の中に、ポツンとラピュタのように存在していたので(笑)
毎日ガッツリ勉強や研究に明け暮れていました。

そんな忙しい環境だったので、就職活動はほとんどしていなかったのですが、
学部時代から画像処理についての研究をしていたこともあり、教授に推薦をしていただき、
大学院を修了後は、念願だった大企業である、大日本印刷に入社することになりました。