僕の家は経営者一家で、父と祖父が経営者でした。
また、4人兄弟の長男だったので、幼い頃から経営者ということを意識させられてきました。

ご飯を食べる時に、食べるのが遅いと仕事ができないと言われたり、
父が海外でしつこく値切っているのに対して、「もうええやん」と言うとお前は経営者としてどうとか言われたり、
日々の何気ない会話に経営者云々というのが多かったんですよね(笑)

ただ、そんな環境にいたので、気づけば小学生の時には将来の夢は、
「安部会社の社長」と書いていて、ぞっとしましたね。
ずっと経営者になるという前提で動いていましたし、
その他大勢に見られたくないという思いが強い子どもでした。

その後、高校時代はサッカー部でキャプテンを務めていて、
やるからには特別な舞台である全国大会に出たいという思いが強く、
周りにも厳しいことを言う、どちらかというとトップダウン型のリーダーでした。
しかし、そういった強制感を出すスタイルは失敗で、
リーダーがいない時にメンバーが自ら動くことができなくなってしまったんです。

そういった背景もあり、大学ではリーダーシップについて考えるようになりましたね。
特に、サッカーサークルのキャプテンと、アルバイト先の店長に影響を受けました。

サークルは部活とはそもそも目的意識が違うので、
その中でメンバーのモチベーションを上げていく姿や、
普通は嫌々でやるアルバイトで、スタッフのモチベーションを保ち、楽しく働く環境をつくっている姿を見て、
人が付いていく理想のリーダーシップ像はこれだと思ったんです。