孔 維博さんの人生インタビューを最初から読む

経験値の蓄積

そんな違和感を感じたまま成長し、北海道大学へ入学しました。後期入試で合格したため、アパートを探す時間も選択肢も無く、大学の寮に住むことにしたんです。

入ってから知ったのですが、そこはいわゆる「悪名高い寮」で、先輩たちの言うことは絶対やらなければならず、例えば赤いふんどしを着て買い出しに買い出しに行かされたりもしました(笑)そんなことばかりで、1ヶ月で半数以上の新入生が寮を出ていく程、体育会系で非常に厳しい寮でした。

でも、理不尽なことも本当にたくさんありましたが、人同士の関係は本当に密接で、親身になって接してくれる人がたくさんいたんです。今までとは違い、言葉だけでなく心から通じ合えた気がして、僕にとって非常に居心地がよかったんですよね。

この環境で過ごしたことで、コミュニケーションは経験だということを学びましたね。ある程度質の高いコミュニケーションを数重ねることで、人間関係が円滑に進み始めることに気づいたんです。この寮生活で、僕の経験値はたくさん蓄積されたと思います。

ただ、世間ではITバブル最盛期で、ベンチャー企業がどんどん立ち上がっており、自分も歴史に名を残すようなサービスを作りたいと考えるようになりました。そのためには今の大学の環境では満足できないと感じ始め、半年ほど仮面浪人をして、京都大学の経営学部に入ったんです。

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