高校ではあまり勉強をしていなかったので、進学するなら専門学校しかないと思っていました。

そうやって進路について考えながら学校案内の本を読んでいるときに、
ふと幼稚園の先生の資格を取れる専門学校が目に留まりました。

元々子どもが好きだったし、幼稚園の教員になれば体操を教えたりする過程で、
サッカーも教えられると思ったんです。
そんな理由から、卒業後は東京の専門学校に進学し、幼稚園の教員を目指すことにしました。

しかし、途中で、幼稚園生に体操やサッカーを教えるのは、
外部の体操教室の人たちで、幼稚園の先生ではないということに気づいてしまったんです。

サッカーを教えることができないとわかったこともあり、最終的に幼稚園の先生は諦めることにしました。
専門学校を卒業した後は、当時流行っていたフリーターをしながら先のことを考えようと思ったんです。

そんな中、バイト情報誌を見ているときにサッカースクールを運営する会社の募集を見つけました。

すぐに連絡をしたら、電話一本で「来てくれ」と言われ、実際に行ってみたら入社式だったんですよ。
少し驚きましたが、大好きなサッカーを仕事にできるということがとても嬉しかったですね。

ところが、その会社はまだ立ち上げたばかりで、
サッカースクールどころか事業所を探すことから始まりました。

すぐにサッカーを教えられると思っていたので、最初はがっかりして辞めようかとも思いました。

でも、比較的すぐにサッカーコーチとして活動できるようになったことで、
どんどん仕事が楽しくなっていったんですよね。

逆に、何もないところからチームを立ち上げる経験ができたことはすごく勉強になりましたし、
仕事で大好きなサッカーができるのはメチャメチャ面白かったですね。

ただ、5年ほど勤めたころに会社がサッカースクール事業から撤退することになってしまったんです。
そのことを知った時はショックでしたが、他の仕事をするつもりもなかったので、
個人でスクールを引き取って運営することにしました。