大阪府寝屋川市で育ちました。性格はおとなしく、放課後は家で1人で絵を描いて遊んでいました。友達と遊ばずに家に帰る日が多すぎて、母に心配されたぐらいです。

勉強はよくできたので、中学に入ると学級委員を任されるようになりました。人前に立つ経験が増えると、自分に自信がついていきましたね。クラス内でも優等生として目立っていたので、友達も増えていきました。

ただ、友達と遊ぶのはとてもしんどかったです。グループで集まってみんながワーッと盛り上がっているときに全く楽しめませんでした。どこか冷めてしまう自分がいたんです。だからといって、馴染めていないのは嫌でした。プライドの高さから、上手く人間関係を築けない自分を絶対に認めたくなかったんです。みんなが笑っているときは自分も笑ってるふりをしないといけないと思い、周りに合わせた行動を取らないといけなかったのが辛かったですね。

高校に入ってもそんな状態がしばらく続きましたが、あまりにしんどかったので、ある時から友達付き合いをやめました。1人の方が楽なので、1人で行動していた場面が多かったです。「なんで1人で弁当食べているの」と気にかけてくれる人もいましたが、それに対応するのもしんどくて、もう構わないでくれと思っていました。

勉強しか自信を持てるものがなかったので、大学受験は家から通える範囲で一番偏差値の高い大学を目指しました。受験期は人間関係のストレスに加えて勉強に対するプレッシャーが大きく、ずっと体調不良が続いていました。しかし自分が認められるには受験を頑張るしか他に選択肢がなく、ひたすら勉強しました。その結果、目標の大学に合格できた時は、何よりもホッとした気持ちでしたね。

大学では臨床心理学を勉強しました。高校時代、人間関係に悩んでいた時に手に取った本を書いた有名な心理学の教授が在籍していたからです。勉強はそれなりに楽しかったですが、それ以上に周りの学生のレベルの高さに衝撃を受けましたね。研究が好きで好きで仕方がなく、授業時間外にも熱心に本を読む学生が多かったので、この熱量には勝てないと思いました。研究者になる人が多い学部でしたが、周りを見た時に自分がこの世界で活躍できるとは到底思えず、就活しようと思いました。

周りに合わせるのが苦手だった自分は、もっと自分らしくのびのびと生きたいと思っていました。そんな葛藤をしたからこそ、その人がその人らしく生きるための支援をする仕事に就きたいと思いました。中でも、仕事は生き方を決める大きな要素です。そこで、個人がその人らしく働くことをサポートをするため大手人材派遣会社に入社しました。