奈良県で生まれました。両親の仕事の都合で岐阜県や神奈川県などを転々として、小学校4年生のときに東京都練馬区に落ち着きました。転校が多く肩身の狭い思いをすることもあったため、いつも堂々としていたいと自分からリーダーシップを取ることが多かったですね。

小学校でそろばんを習い始め、計算が好きになりました。中学校は、家の近くの学校を受験することに。算数の受験勉強では、鶴亀算など学校では習わないような問題を解くことが楽しくて、パズルみたいに答えがバシっと決まる瞬間が嬉しかったです。受験勉強がきっかけで算数が大好きになりました。

入学した中学校では、数学の先生の授業が面白くて数学がより好きになっていきました。中学2年生で塾に通い出してからは、塾の数学の先生も大好きでしたね。すごく厳しい先生でしたが、言う通りに勉強したらすごく成績が伸びたんです。成績が良くなったことが嬉しくて、将来は数学を教える塾講師になりたいと思うようになりました。

内部進学をした高校では部活に所属していて、引退後はすぐ受験勉強をしていたので、早く大学生になって塾講師のアルバイトをしたいと思っていました。大学生になるのが待ちきれず、大学受験の結果が来る前に塾講師のバイトに応募し、大学生になる直前の春休みからアルバイトを始めました。

大学生になると、塾で担当クラスを持つようになりました。解けなかった問題が解けるようになった子どもたちは、みんなキラキラして見えました。数学が苦手でも、その中の因数分解ができるようになるだけで、別の問題もできるかもしれないって自信を持ってくれるんです。少しずつ変わっていく生徒の姿を見ているのが楽しく、やりがいを感じていました。

自己分析をしてみたところ、私は数学そのものが好きというよりは、問題を解いたり、解き方を人に教えたりすることが好きだったことに気が付きました。友達にテスト勉強を教えたり、講師として数学を教えたりする中で、できなかったことができるようになっていく人の姿を見ることが嬉しかったんです。