将来は建設会社の経営に携わるつもりで、大学は福岡県太宰府市の第一経済大学に進学しました。大学時代は、遊びを大事にしていました。友達と「鍋の会」を作り、文字通り鍋をやって盛り上がっていました。人の輪を大切にする性分でしたね。

勉強面では、大手保険会社出身の先生が教えているゼミに所属。損害保険のことはもちろん、保険を軸にして社会や経済について学ぶことができました。特にPL法(製造物責任法)について学んだときは、探求心を呼び起こされて面白かったですね。

経済や社会、法律などを勉強するにつけ、社会で活躍するためには「このままじゃいけないなあ」と思い始めました。そこで簿記の専門学校に通って、簿記などの資格を取りました。資格の勉強をするうちに、だんだん不動産業に興味が出てきました。不動産管理をやりたかったんです。就職活動では不動産会社を受け、内定をもらいました。

ところが、不動産業界で働くことがほぼ決まっていたある日、叔父から突然「会社に入って経理をやれ」と言われたんです。父が政治家に転身していたので、父の弟が建設会社を継いで社長となっていました。どうしようか悩みましたが、結局、不動産会社の内定を入社式の9日前に断って、家業の会社に入ることになりました。

入社後は、建設会社でまず働いて仕事を覚えると、グループのビルメンテナンスの会社に出向。土日も無いくらい仕事づくめで働きました。ただ、父も祖父も休日など関係なく働いていたので、それが当たり前だと思っており辛くはなかったです。むしろ仕事が楽しかったですね、本当に楽しかった。しばらくすると仕事ぶりが認められたのか、常務になりました。このままいけば、目指していた会社の経営者になれるだろうと考えていましたね。