新潟で生まれました。父が転勤族だったので中学までは東京と大阪を転々としていました。中学からは、東京の中高一貫校に通いました。

中学では剣道に熱中して副主将を務めたり、高校ではギターをやったりしましたが、寝る間を惜しんで没頭するほどではなかったですね。勉強も大嫌いで、授業中は寝て、試験前だけ勉強してパスしていました。将来やりたい仕事もありませんでしたが、選択肢が広いかもしれないといういい加減な理由で、理系に進みました。

高校3年生になり、大学受験を前にするとさすがに進路を考え始めました。自分の性格的に、「もの」に向き合うよりも、人相手の方が好きで得意だと思いました。また、高校1年生の時に仲の良かった友人を病気で亡くしたり、身内が病気をした経験もあり、医療に関心を持ちました。医者は、まさに人と向き合い続ける仕事ということもあり、医学部を目指すことにしました。

勉強は嫌いでしたが、やるなら適当にはやりたくないと思って、真剣に勉強しました。その結果、現役で長野の大学の医学部に合格できました。

大学で色々と学ぶ中で、自分は外科系だと感じました。内科医は頭でじっくり考えるタイプの人、外科医は先に体が動くタイプの人が多いと言われています。動きながら学ぶタイプの自分は、内科医は向いていないなと。

そこで、大学卒業後は、三次救急の患者が東京都内で一番多く運ばれる病院を研修先に選びました。救急医療には、一次救急、二次救急、三次救急と3つの区分あります。一次救急は「主に独歩で来院し、入院の必要がなく帰宅可能な軽症患者への対応」、二次救急は「救急車で搬送され、入院治療を必要とする中等症から重症な患者への対応」、三次救急は「二次救急医療では対応できない高度な処置や集中治療室への入院が必要な生命に危険が及ぶ可能性のある重篤な患者への対応」を指し主に救命救急センターが担います。