北海道札幌市で生まれました。用心深く慎重で、やるからには何でも完璧にできないと気がすまない子どもでした。普通の子どもよりおむつが外れるのが遅く、両親は心配したそうですが、外すと一度もお漏らししなかったそうです。歩く時も同じで、長い間つかまり立ちで練習をし、歩き出してからは一度も転びませんでした。

物心ついてからは、人前に出るのが嫌いなおとなしい性格で、友達と一緒に漫画を描くのが好きでした。運動は苦手でしたが、中学校では友達に誘われてバドミントン部に入りました。ほかの運動部よりきつくないだろうと気軽に考えていたんです。実際に部活が始まると、想像以上に厳しい練習が続きました。

しかし、どんなに苦手なことでも、やるからにはできないのは嫌でした。100メートル走などは恵まれた体がないと好タイムを出すのが難しいですが、バドミントンはフォームを変えたりコースを読んだり、工夫次第でうまくなる余地があります。自分の努力でなんとかなることは、できるようになりたいと思ったんです。

厳しいしごきの中、練習に打ち込み続けました。その結果、地区優勝することができて達成感を持てました。

部活に励む一方、勉強にもしっかりと取り組みました。弁護士を目指していたんです。幼いころから父に「一人で生きられる力をつけろ」と言われていた影響が大きいですね。家庭に入るにしても、自分で働くにしても、強さは持たなければならないと言われていて、私は自立してお金を稼げる人間になろうと思っていました。