加工食品を食卓に届ける、食品技術者という仕事
あまり聞き慣れない食品技術者とは、どのような仕事なんでしょうか。
食品技術者の仕事
食品技術者の仕事は加工食品の開発や生産、管理などに取り組むことで、食品メーカーや飲食店、小売店の開発部門などで、新しい商品やメニューや調味料やお菓子、お惣菜、飲料など様々な食品の新しい味をつくり出します。
美味しさを追求することだけではなく、衛生管理や栄養面の観点からも食品を管理していくので、化学、工学、微生物学などの学問的裏付が必要となります。近年では健康への関心の高まりから特定保健用食品の開発へのニーズが大きくなっています。
食品技術者になるには
特に必要な国家資格等はありません。しかし、食品に関する幅広い知識や、栄養学、発酵学、生化学、畜産学、水産学等の専門知識が必要となってきます。そのため、大学や高校ではそういったことを学べる専攻をとっておく必要がありそうです。
基本的には学校卒業後、食品メーカーなどの就職試験を経て食品技術者になるのが一般的です。また、コンビニやスーパーなどの小売店も商品開発をする部門があるところも多いので、食品メーカー以外に就職する道もあります。
何歳までなれるの?
国家試験などはない職種なので、何歳からでもなることはできます。しかし、専門的な知識が必要で、かつ企業に属するのが一般的なので、若い内から業界にいないと現実的には厳しそうです。
生活に身近な食を支える仕事として、やりがいは大きそうな仕事です。
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2014.10.21