企業勤めから、フリーランスに転身した人の人生まとめ

企業に勤めていながら自身の求めている働き方に気づき、フリーランスに転身した人をご紹介します。








卒業後は、業界のトップクラスの会社で仕事がしたいと思っていたので、
最初は大手の広告代理店に就職したいと考えていました。

しかし、そういった企業は美大出身のさらに優秀な生徒でないと、
なかなか就職することは難しかったんですね。

それを知ってからは、大手の企業をクライアントにしている会社で、業界に人脈を作りたいと思うようになりました。

そんな背景から、実際に大手の代理店をクライアントにしている製作務所に応募をして、
デザイナーとして入社することになりました。

入社してからは、実際に大手の代理店と仕事をすることができ、
自分の創ったものが社会に出ていくということが嬉しかったですね。

会社としてもアットホームな雰囲気で、とても良くしてもらっていたのですが、
働いていくうちに段々と

「自分の創りたいものって、これだったっけ?」

というような疑問をもつようになっていったんです。


そしてやはり、「自分のことは自分だけで完結したい」という思いが強かったんですよね。

働きながら様々な場面で感じてきた、そのような「人のしがらみ」を無くすことができれば、
自分の悩みを解消できると思い、色々と考えてみたのですが、
やはり会社の中では難しいと感じたんですよね。

そういった背景で、2年ほど働いたころから、独立して自分のやりたいことを追及していきたいと思うようになっていきました。

入社したからには最低でも3年間は働こうと思い、
最終的に3年9か月たった時に会社を辞めてフリーランスになることにしました。



上久保 充さんのインタビュー全文はこちら











そんなことがありながらも、まずは日本の社会というものを経験した方が良いと思っていたところ、
ちょうど姉の紹介で知り合った、「日本の良いもの」を海外に紹介する思いを持っていた社長の元、
ベンチャー企業に就職しました。

実は元々、日本のコンテンツを海外に発信したいと思って日本に来ていたので、考え方が合致したんですよね。

日本の雑誌やTVなどのコンテンツは世界的に見てもすごく良いのに、あまり海外に発信されていないのが現状で、
この素晴らしいコンテンツが日本だけで死んでしまうのはもったいない、そう感じていたんです。

そんな経緯もあり、仕事自体は楽しかったのですが、
一方で「雇われる」という働き方には全く馴染めませんでした。

クリエイティブ職なので、正直机の前で悩んでいる時間も多く、
そういった何も生み出せていない時間でも給料が支払われることにすごく違和感を感じたんです。
会社に飼われている、文字通り負け犬の気分でしたよ。

逆に人生で最高の作品を生み出しても、人生で最悪の作品を生み出しても給料を毎月もらえるのが、
根本的に合わなかったんでしょうね。

そんな感じで、1年間働いた会社を辞めることにして、今はまたフリーランスで仕事をしています。

三上 マテオ 俊さんのインタビュー全文はこちら






仕事は、英語を使え、海外の人の近くで働けるという理由でシェアハウスを運営している会社に入りました。
しかし、シェアハウスの現場に入ってきて、大きな驚きがありましたね。

シェアハウスに住んでいる人って、おもしろい人がたくさんいたんですよ。
この時に、個人が輝く時代の到来を感じ、
こういう将来の原石である「個人」を動画で表現していくことができれば良いと思うようになりました。

そんなことを考えている時に、東日本大震災が起きました。

私の地元宮古市は被災地で、家族と連絡が取れませんでした。
すぐにでも飛んで行きたかったのですが、仕事もあり行くことはできません。
幸い私の家族は無事でしたが、結局地元に行けたのは、半年経ってからでした。

この時、会社で勤めていると、大事なことが起こってもすぐに動くことができず、
後悔することがあると考え、将来は好きな時に好きな場所で働けるように、
フリーランスになろうと決めたんです。



金泉 太一さんのインタビュー全文はこちら

2014.10.16