挑戦を続けた先に手に入れた、確かな自信。
最速で最高のエンタメを生み出せる人に。

テレビ局グループに就職し、たくさんの人の心を動かすエンターテイメントを作りたいと考えていた鶴岡さん。現在もその思いは変わりませんが、転職を経て戦うフィールドは大きく変わりました。なんのために転職したのか、お話を伺いました。

鶴岡 洋志

株式会社つくりば プロデューサー
新卒で株式会社テレビ東京コミュニケーションズへ入社。株式会社テレビ東京コンテンツビジネス局を兼務し、新規事業開発に取り組む。2018年にヤフー株式会社へ転職し、PR・マーケティングセクションで、自社サービスの大型PR案件に携わる。2019年1月より株式会社つくりばに3人目の社員としてジョイン。いろいろな企業のエンターテイメントコンテンツ制作から、事業プロデュース・コンサルタントまで幅広い業務を行なっている。

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できることが広がり、生まれた自信


事業プロデューサーという肩書きでテレビ局グループの中で事業の立ち上げを経験し、次第にプロデュースだけでなく番組制作にも携わり始めました。普段は番組の制作チームが行なっているキャスティングをしたり、ときには自分が出演するなんてこともありましたね。

事業の全体像の企画から、コンテンツ・番組の制作まで一気通貫でできるようになり、視界が広がりました。ビジネスとして成り立つ事業作りだけでなく、「番組が作れます、イベントも作れます」と言えるようになったことで、クライアントに提案できる幅も広がったんです。自分の提供できる価値が増えた気がして、自信がつきましたね。

最新トレンドを取り入れたい


新規事業を任されるようになって2年程経った頃、自分が作る事業や企画の多くがテレビと紐付けなければならない制約があることに、もどかしさを感じるようになりました。インターネット上で展開されている様々なメディアを使ったり、実際に会場を借りて人を集めるリアルの場を作ったりと、もっと幅広い手法を使って事業や企画づくりがしたいと思ったのです。

また、テレビ関連事業についてそれなりに理解のある自分がその他のものを学べば、テレビを活かす方法を見つけ、別のカタチでテレビ業界へ貢献できるかもしれないと考えました。そこで、30歳のとき、インターネットサービス事業を行ない、動画事業にも力を入れていた大手企業に転職しました。

転職後は、とある大きなプロジェクトのマネージャーを任され、基本的には前職と同じようにコンテンツ作りや、チームを動かすプロデューサーのような仕事を担当しました。これまでとは扱う額も関わる人の多さも全然違い、転職してすぐは戸惑いました。

特にカルチャーショックだったのは、企画を作る際に、面白くなりそうか考えるよりも、どんな結果を生み出すのか数字で徹底的に試算するところでした。ダウンロード数や広告の閲覧数、経済的なインパクトなど全て数字に落とし込む必要がありました。勉強になった反面、数字で測れるものがすべてなのだろうかという違和感もありました。

あらゆるものを数字で測るがゆえに、新しいカルチャーに対しては思っていたよりも理解が進んでいないなとも思いました。その昔、テレビ業界の人たちが、新しく出現したインターネットメディアがここまで盛り上がるとは予想できず、イマイチ活かし切れなかった歴史を繰り返しているような気がして、歯がゆい気持ちになりました。会社の規模が大きいがゆえに、組織全体が新しいものを受け入れるのに時間がかかるのも、新しいカルチャーへの理解が進まない原因かなとも思いました。

特にエンタメ業界においては、新しいものを理解し、活用するまでのスピード感は非常に大事です。人々が心を動かすトレンドは1週間や2週間で変化し、着手し始めてから1年後にリリースしても、すでに無価値になっているケースすらあるからです。

そんな中、前職でお世話になっており、尊敬していた方が立ち上げた、エンタメ関連の事業づくりからコンテンツ制作まで行う会社に惹かれるようになりました。代表は、テレビ業界の中でいち早くネットの動画配信サービスとの連動番組を作った人の一人。テレビ以外の最先端のカルチャーに根を張っている考え方に共感していました。そこで、スピード感を持ってやりたいことを実現させるため、その人の会社に入社しました。

最速で最高のエンターテイメントを


現在は、株式会社つくりばで「エンタメ業界の万事屋」として、いろいろな企業さんの事業設計やコンテンツづくりのアドバイザーをさせていただいたり、自分たちで番組などのコンテンツを作ったりしています。エンタメ業界に関わる業務に幅広く携わっていますね。

事業全体を描く大きなところから、実際にメディアで放送する番組を作る細かいところまでお手伝いできるのが自社の強みだと思っています。手段は限定せず、テレビやウェブで流す動画作りもしますし、サービスをPRするリアルイベントを手がけたりもします。

入社して9カ月ほどが経ちました。最初は大企業からスタートアップ企業に行くことに不安もありました。しかし今は、自分の仕事を通して、クライアントに満足いただける経験を積み、この業界で自分は通用するんだと自信を持って仕事ができています。

今後は、どの業界でもどのカルチャーでも、最速で最高のエンターテイメントが作れる存在になりたいです。「最速」であるということは、世の中のトレンドやエンタメのカルチャーをいち速く捉え、自分たちの手がけるものに組み込むという意味で、「最高」のエンターテイメントにするために不可欠な要素だと思っています。

会社は立ち上がったばかりでまだ3名しかいません。だからこそ、自分が誰よりも最速で最高のアウトプットが出せるようになりたいです。そして、「あなたと仕事がしたい」と言ってもらえ、僕個人に指名がくるほど頼られる存在になりたいですね。そうでなければ3人で勝負なんてできませんから。

これからも、エンターテイメントの作り手として、世の中に感動を生み出し続けたいです。

2019.09.17

インタビュー・ライディング | 種石 光
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