私は東京都の大田区に生まれ、
油絵を描きアートに関心の強い父と、料理が好きな母のもと育ちました。

ある時、3歳の私は父にサーカスに連れて行ってもらう機会があり、
そこで見た光景にものすごい衝撃を受けたんです。
空中ブランコをする人がいたり、火の玉を口の中に入れる人がいたり、
なんだか、非日常の世界に強いインパクトを感じました。
多くの人を喜ばせていることに、純粋に憧れを抱き、

「私もあんな風になりたいな」

と感じましたね。

その後、中学・高校と地元の学校に進学しました。
そして、高校1年生の時に、父が亡くなってしまったんです。
本当に、深い哀しみに襲われ、
反抗期も重なり、家族との喧嘩も増えたり、
どこか現実逃避的に考えたりすることも多くなっていきました。

しかし、そんな状況でも、母が作ったシナモンロールを食べると、
その美味しさに、自然と微笑みがこぼれてしまい、不思議に感じていましたね。

それから、高校を卒業後はインテリアデザイナーを目指し、
雑貨デザインを学ぶことが出来る専門学校に進学することに決めました。
元々、インテリアや雑貨が好きで、よく買い物に行っていましたし、
父の死から気持ちを明るく切り替えようという思いからも、
好きなことを目指してみようと考えたんです。