小さい頃から、自分が男であることに違和感があって、「男らしくなろう」と空手をやってみたり、
いま思い返せばずいぶんと悩んでいました。

大学生になって、仲良くしていた後輩の男の子が、なぜかとても気になって、
そんな自分に悩み、落ち込んでいた時期があったんです。

様子を見かねた友人から、精神科の受診を勧められました。
そこでは「性同一性障害の疑いがある」と診断されました。

性同一性障害とは、心の性別と身体の性別が一致しない病気で、
この時、はじめてその病名を耳にしたのでのですが、「なるほどー」という感じでした。
小さいころから感じていた違和感の正体がわかり、ほっとしたというのが正直な気持ちでした。

多くの方は、「女かもしれない」「男かもしれない」と自身の性別を疑うことはないと思いますが、
私はずっと、自分の身体がもつ性別に強烈な違和感を感じ続けていました。
精神的に辛く苦しい時もたくさんありました。

そんなバックグラウンドもあってか、
漠然と自分に自信を持てず、人間関係に関しても、怖がりで臆病な性格でした。