小さい頃から、何をやっても才能がなかったんですよね。「ガンタンク」のような太った体つきで、手先も不器用かつ左利きで、鉄棒もブランコもおにごっこも、何をしても全くできませんでした。

学年で一番足が遅く、自転車にも乗れず、勉強もできず。1000m走の時なんて、まさかの2周遅れでゴールする時には「よくゴールした」と拍手喝采で、恥ずかしくて死にたいと思ってましたよ。色々なことに絶望しつつも死ぬ勇気はなく、独りでいることが多かったですね。

ただ、自転車に乗れなくて「一生このままなのか?」と考えた時に、絶対そうじゃないと思ったんですよね。親は乗れないなら無理しなくて良いと言ってくれたのですが、どうしても補助輪なしで自転車に乗りたくて、毎日父親が仕事から帰ってきた後、それこそ夜中の11時くらいから特訓してもらっていました。

それくらい、他の人が普通にできることが自分にはできなかったんです。そのため、自分には才能がないから普通の人と同じことをしても絶対に追いつけない、他の人がやっていない時に愚直にやり続けないと、みんなに置いていかれると考えるようになっていきました。

勉強もできなかったのですが、塾に行くのがきっかけで、周りについていけるようにひたすら量をこなしていましたね。