東京の練馬区で生まれ育ちました。弟2人と両親の5人家族です。父は保険会社で働くサラリーマン、母は専業主婦。勉強して大学まで進むのが普通で、私もいずれは両親のような大人になるのだと思っていました。

小さい頃からおとなしい性格で、なんでも器用にこなす優等生タイプでした。本当は目立ちたがりで、周囲に自分のことを認めてもらいたいのに、あと一歩前に出るのをためらっていましたね。そんな自分を変えたくて、中学に上がると、思い切って学級委員に立候補しました。

何かに熱中したいと思う一方で、「真面目にしない方がかっこいい」という反抗的な気持ちもありました。そんな中で事件が起こります。1年の時の臨海学校で、お菓子を隠し持っていたのがバレてしまったんです。真面目な私がルールを破ったと、みんなびっくりしていました。そこで先生から、「お前のことは信じてたのに」って言われて、ハッとしたんです。期待してくれた先生を裏切ってしまった申し訳なさと、自分は期待されているんだという嬉しさで、物事への姿勢が一変しました。悪ぶって中途半端でいるより、もっと真面目に、熱中して取り組んだ方がいいなって思ったんです。

それからは「自分ならできる」と、半ば強引に思い込み、学級委員も部活も全力で取り組みました。3年ではテニス部のキャプテンとなり、実力以上の力を発揮して、大会で結果を出すように。「頑張ればなんでもできる」と実感しました。