高校からは、府内でもゴルフ部が強い学校に進学しました。毎日、部活が終わった後も個人でトレーニングをしていましたね。

ただ、学校は文武両道で、部活だけでなく勉強にも力を注ぐ環境でした。僕は部活やトレーニングに集中できず、だんだん辛くなってきたんです。練習時間も中学時代より少なく、成長するスピードも遅くなったように感じて。それに加え、海外に留学してゴルフをしたいという気持ちもありました。世界で活躍するプロゴルファーへの憧れと、日本ではあまりユースの育成環境が整っていない現状もあって、海外に出てゴルフの腕を磨こうと考えたんです。

結局、顧問や担任に相談して、兵庫県の通信制高校に転校することにしました。通信制なので、週に一回登校して課題を提出すれば大丈夫です。それ以外の時間はゴルフの練習に没頭しました。

また、オーストラリア人の知り合いから、母国のゴルフ環境のことをいろいろ聞かされたことをきっかけに、高校2年の時に1年間オーストラリアに留学しました。

現地の生活で感じたのは、みんな家族や自分の時間をとても大事にしているということ。例えば、日本では閉店時間を少し過ぎても店員さんは待ってくれますよね。でも、オーストラリアのスーパーでは、閉店時間を越えそうになった時に、店員さんがお会計を断わったんです。「これから家族で食事をするから帰らないといけないんだ」と、片付け始めました。お店の売り上げや仕事よりも家族の時間を優先できるんだって、衝撃でしたね。

平日はベビーシッターをして、その後ゴルフ場に向かいます。週末は、ジュニアの大会に出場しました。成績は上位ではありませんでしたが、毎週世界中から集まったたくさんのゴルファーと競い合い、貴重な経験ができましたね。