大阪で生まれ、6歳の時に高知に引っ越しました。自然に囲まれた地域で過ごし、釣りをしたり、外で遊ぶのが好きになりました。

釣りというよりも、魚が好きでしたね。熊本に住んでいる祖父が小さい船を持っていて、遊びに行くと釣りに連れ出してくれました。釣った魚は煮付けなどになって出てくるんですけど、僕は魚の食べ方が上手だと褒められたんですよ。小骨をしっかり出して、綺麗に食べてるなって。褒められるのが嬉しくて、魚は綺麗に食べようという意識が生まれました。

中学1年生の時に北海道に引っ越し、大学に進学して大阪に戻りました。高校卒業の頃は、将来何をしたいか分からなくて、考えるのを先伸ばしにしようと思って大学に行きました。大学に行けば、何かしら興味が湧くことが見つかると思っていたんです。

ところが、大学を卒業する時になっても、やりたいことは見つかりませんでした。それで、就職せずにフリータになることにしました。大学時代からアルバイトで結構稼いでいたので、フリーターでも食っていけると思ったんです。

1年ほどアルバイト生活を続けたのですが、不安は常に感じていましたね。周りのみんなは、好きな仕事が分からなくてもとりあえず就職して、社会経験を積んでいます。そんな中、自分は何がしたいか分からないという気持ちだけで、就職もせずいる。遅れをとっていってるんじゃないかと、不安がありました。

何か目標がほしい。そんな思いから、ワーキングホリデーを使ってオーストラリアに行ってみることにしました。僕にとって、外国に1年も行くなんて、すごい大きなことに見えたんです。1年もいたら、英語はペラペラに話せるようになるだろうし、外国人の彼女までできちゃうんじゃないか。そんなことを考えていましたね。

オーストラリアでの生活は楽しかったですね。同じ宿に泊まっているみんなで一緒にご飯を作って、喋って。出ていく人もいれば、新しく入ってくる人もいる。一つの大きな家みたいなところで、いろんな人と時間を共にできるのが面白かったんです。