旅の延長線上を生きる。
一人と一匹で朝焼けの海を眺める日々の幸せ。

米澤 江理子さん/ジャマイカ料理店経営

はてぶ

鹿児島県の種子島で、夫婦でジャマイカ料理店を営む米澤江理子さん。30歳で種子島へ移住し、島の人々に手伝ってもらい完成した料理店は、様々な人々が訪れ、楽しい交流の場になっているそうです。福岡の都会で育った米澤さんが種子島に移り住んだ理由とは?お話を伺いました。

動物園で働く夢を諦め

福岡県北九州市で、3人きょうだいの末っ子として生まれました。末っ子だったからか、人目を気にする性格でした。人並みにならなければいけないって、小さい頃から思っていましたね。

住んでいた場所は新興住宅地で、友達とは空き地に基地を作たりして遊びました。動物が大好きで、野良猫を基地の中で引飼っていたこともあります。本当は家で犬を飼いたかったのですが、母の反対により飼うことができませんでした。

動物への愛着はどんどん強まり、学校に野良猫を連れて行って教室で飼ったこともあります。通学路にネズミの死体が落ちているのを見つけた時は「かわいい〜」と思い学校に持って行き、引き出しの中に入れて眺めたり触っていたこともありました。(笑)それくらい動物が大好きだったんですね。

中学3年生になって進路を決める時、将来は動物園で働きたいと宣言しました。ところが、なぜか先生に止められてしまったんです。やめた方がいいと言われて、打ち砕かれたような気持ちでした。

それからは、将来のことは考えられませんでした。高校卒業後は、情報秘書科の専門学校でパソコンや秘書の勉強をしていたのですが、惰性でした。専門学校卒業後は福岡の会社で受付事務の仕事に就きました。

景気が良かったため、それなりにお給料をもらって、ほしいものを手に入れる生活を送りました。ただ、都会の生活も好きでしたが、将来はスーツを着ているような人とは結婚しないと思いましたし、田舎の方に住みたいなとは思っていました。ただ、田舎暮らしはひとりではできないと思っていました。

社会人になっても動物好きは変わらず、乗馬を始めました。小中学生の時、友達が乗馬を習っていたのが羨ましくて、私も乗馬を習いたかったんですが、当時はお金がなくて諦めました。仕事を始めてから、自分で稼いだお金を使い、念願だった乗馬を習い始めたんです。

乗馬は楽しかったですね。馬を触れるだけで嬉しいんです。だけど、乗馬のレッスンでは、引っ張られている馬に乗るだけで、自由に走れるわけではありません。もっと自由に馬を走らせてみたいという思いが芽生えました。

心臓がぎゅうっと掴まれる感覚

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