店舗こそ別の場所だったのですが、いざ採用されて働き始めると、
商品一つ一つの違いや提案にすごく驚きました。

飾る場所まで想定して作られた商品やセルフサービスで花を取ることができるシステムなど、
どれもがお客様目線で考えられた提案型の花屋だったんですよね。

また、“Living With Flowers Everyday”というコンセプトのもと、
贈答だけでなく、自宅用商品をメインに据えていたんです。 

初めこそ、興味本位の部分もあったのですが、働くうちにその考え方にすごく共感していきました。
もっと生活の一部にならなければ、文化は広がらないと。

自分のスキルにもどかしさを感じたこともありましたが、もっと成長したいという思いが大きくなり、
そのまま社員になり、その後店長を務めることに決めました。
自分の中で、花屋として働く覚悟が決まっていったんです。

その後3年間店舗の運営を行い、売り上げを順調にあげていくことができ、
本部でのショップサポート業務を経て、現在の商品企画開発の責任者を任せてもらえるようになりました。

約90店舗の売上を左右する開発業務はブランドを背負ってチャレンジしている感覚が強いですね。
未成熟の業態だけに可能性はあると思います。

花のある生活を広げていくために、色々な切り口で挑戦していこうと思っています。
会社としては今も既にカフェと花屋の融合なども試みていますが、
これからも、男性にもっとお花を広めようということでスタッフ全員メンズでのショップ運営やイベントの開催、
産地特化型マーケットや地方への展開、ファッションブランドとのコラボなど、やってみたいことは色々あります。

今は花の文化を広げていきたいという気持ちが一番強いですが、
それができたら、狭く深くという意味で、実家のお店みたいに、
田舎で花屋をやるのもいいなと思いますね。