兵庫県姫路市で生まれ、小学生の時に奈良県の生駒市に移り住みました。運動が大好きな子どもでしたね。中学ではバスケを、高校ではサッカーをやりました。

将来の夢は警察官になることでした。小さい頃から、いつか刑事になって、悪い人を捕まえたい。人の助けになりたいとずっと思っていました。

絶対に警察官になると決め、大学選びも警察官になることを考慮していました。大学に入ってからも、大好きなサッカーを続けながら、毎日必死に勉強しました。

でも、就職活動の時期になって、警察官採用の実績を知っていくうちに、だんだん不安になってきました。女性は男性と比べて採用率が低く、それまで各都道府県で数名程度しか採用されていませんでした。さらに、その狭い枠の中で柔道や剣道の経験者が優先されるので、未経験の私にはかなり不利だと思ったんです。

他に一つでも内定が出ている方が、安心して警察官の試験勉強に取り組めるかもしれない。そう思って就職活動をすることにしました。

警察官以外で人の助けになる仕事を考えた時に、医療に携わる道があると思いました。はじめは、製薬会社の営業の仕事に応募しました。でも、どれも採用にまでは手が届かず、焦っていました。

そんな時に、医療関係の仕事をする両親から、医療機器の営業を勧められました。医療機器メーカーに応募して、神戸の企業で内定が出ました。

この時には、警察官の採用試験に臨む気持ちはほとんどなくなっていました。一つ決まっちゃったので、サッカーをやりきろうと思ったんです。結局、そのまま神戸の医療機器メーカーに就職することにしました。