兵庫県神戸市で生まれました。弟が二人いる長女です。親が教育熱心で、小学校から国立の学校に通い、習い事もたくさんやりました。くもん、バレエ、水泳、体操、ピアノ。親に言われたものもあれば、自分でやりたいって言ったものもあった気がします。ただ、どれも長続きはしませんでしたね。

小学生くらいまでは活発な性格だったんですけど、中学生になってからはあまり前に出るタイプではなくなりました。毎日ぎゅうぎゅう詰めになるバスに揺られて通学するのが、ちょっと疲れちゃったんです。学校も休みがちになりました。

中学3年生の時、阪神淡路大震災が起きました。直接の知り合いで亡くなる方はいませんでしたが、周りでは多くの方が亡くなりました。人はいつ死ぬか分からないということを目の当たりにしたと同時に、日々後悔がないように生きようと思いました。

中学卒業は、法学部の大学に推薦枠がある高校に進みました。将来、法律に関わる仕事に就きたいと考えていたんです。子どもや女性の権利を守りたいと、漠然と思っていました。

思惑通り、高校卒業後は、名古屋の大学の法学部に推薦で進学しました。実家を出たい気持ちが強かったので、地元の大学は考えませんでした。家にいるのがあまり落ち着かなかったんですよね。親に気を遣ってしまったり、どことなく生活感が合わなくて。家が、自分の居場所だとは思えなかったんです。

その分、学費や生活費は自分で稼ぐ必要がありました。奨学金を借りて、朝と夜はアルバイトをして生活費を稼ぎました。朝は工場に行き、夜はまかない目当てで飲食店で働きました。働きながら法律の勉強をして、司法試験合格を目指しました。