埼玉県の志木市で生まれました。家の近くには大きな自然公園があって、父親からザリガニ捕りやラジコン遊びを教わって、よく一緒に遊んでいました。家でゲームをしているより、外で自然に触れている方が楽しかったですね。両親から勉強をしろと言われたことは一度もありません。いつも「自分が必要だと思うことをやりなさい」と言われて育ちました。

高校は、私立大学の付属校に入学しました。将来大学に進学する際に、受験の必要がない学校を選びたかったんです。高校生活の大半を受験勉強に費やすのは違和感があって、それなら僕は高校3年間を受験勉強に追われず、もっと好きなことに時間を使いたいと考えていました。

入学後はアイスホッケー部に入り、キャプテンとして部活にとことん打ち込みました。

大学では社会学を専攻し、キャリア教育について研究を始めました。僕はこれまで、将来なんとなくやりたいことがあっても、実際にどう就職して働くのかあまりイメージできませんでした。友人や世間の多くの若者が同様に、進学することにとらわれて、卒業後の働き方についてあまり深く考える機会もないまま社会に出ていくことが分かりました。そういう状況だからこそ、僕は「働く」を切り口に、人が働くための意思の形成や変化について勉強したいと考えました。

研究の対象で「ニート・フリーター問題」を調べるなかで、彼らが働く意思を持てない問題には、経済や教育、メデイアなどの様々な要因があることを知りました。研究を通して、社会で起こっている問題を多面的に捉える感覚が身につき、社会学の面白さを感じましたね。

大学卒業後は、大手の人材紹介会社に就職することに決めました。どう働いていけばいいか困っている人たちに向き合い、道を見出す手助けをしたい。その価値を提供できる人材・キャリア業界の仕事にとても惹かれました。