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「自分の命を何に使うか」に理屈はいらない。
公務員がカッコいい社会を目指して。

脇 雅昭さん/「公務員がカッコいい社会」作り

はてぶ

小さい頃から何事も徹底的に取り組み、勉強、ゲーム、アカペラ、ロースクール、仕事をとことんやってきた脇さん。総務省から神奈川県に出向して働く傍ら、全国の公務員500人以上が参加する交流会を主催しています。公務員3年目の春、父の死をきっかけに「命を何に使うか?」という問いに直面した脇さんが出した答えとは。お話を伺いました。

やるんだったら徹底的にやる

宮崎県都城市にある山之口町で生まれました。6人兄弟の末っ子で、一番上とは20歳くらい歳が離れています。親はスーパーを経営していました。父親は仕事人間で家庭をあまり顧みない性分でした。しかし、4歳上の姉が生まれた時、それではいけないと教育に力をいれるようになり、父は仕事をやめ、姉と僕はスパルタ教育を受けました。親の元で勉強ばかりしていたので、いつも一緒でしたね。

教育方針が一風変わっていたのかもしれません。ゲームをやっちゃだめって言われていたんですが、どうしてもやりたくて友達から借りてきたんです。隠れてやっていたら、親に激怒されました。「コソコソやらずに、やるんだったらやりきれ。」と。1週間学校を休まされ、夢中でゲームをやりました。

ピアノや書道などの習い事をしながら、勉強も徹底的にやりました。公文の進度では全国2位になりました。しかし小学校3年生の時、「なんでこんなに必死にやんなきゃいけないんだ」と思い、勉強をしなくなりました。威厳ある親への反発心が大きかったですね。

小中学時代は、周りから浮いた存在でした。親や兄弟と歳が離れている影響で、大人や年配の方と話す機会が多かったんです。中学ではサッカー部に所属していましたが、心から話が合う相手がいない寂しい学校生活でした。一転して、高校からは話があう相手も多く、お祭り男と呼ばれ、周りとも仲良くできるようになり、親友ができました。

充実した高校生活の中で、将来のことを考えた時に、国家公務員と弁護士に関心がありました。国家公務員については、意味があるのかわからない勉強を変えられるかもしれないと思ったからです。教育というサービスの受給者として、教育のあり方に疑問を持っていたんです。一方、弁護士に対しては単純に面白そうだなと、ボヤッとした印象でした。最初は指定校推薦で進学しようと考えていたんですが、先生からお前は実力で行けと言われてしまって、そこからは1日15時間以上勉強しました。最終的に、京都大学法学部に入学しました。

人生が発露するかっこいい大人が理想