帰国後は就職活動を経て、広告・雑誌などの編集プロダクションに入社しました。アメリカでの経験から、伸び伸びと萎縮せずに自分のパフォーマンスが発揮できる環境で働きたいと思い、自由で明るい雰囲気の会社を選びました。ぼんやりとですが、若い社員が多く、独立する人も多いという点もプラスの要素でしたね。

編集プロダクションは、個性的で面白い人がたくさんいて、刺激的な環境でした。決められた服装はなく、自分より若い上司もいる、とても自由な会社でした。

一方で、仕事の内容には入社前とのギャップを感じました。広告記事の制作の仕事を担当していましたが、クライアントの意向や版元の制限などもあって自由に書くことはできません。入る前に想像していた、自由に創作するイメージとは、違いました。次第に、「ルールの中で工夫をして作っていこう」と楽しめるようになりましたが。

入社1年目は典型的なダメ社員でしたね。社内メールをクライアントに送ってしまったり、方向音痴で商談に遅れてしまったり。色々とダメダメでよく泣いていました。(笑)

それでも、2年目以降は、仕事の段取りが分かって、周りからの評価も変わっていきました。仕事の量をこなせるようになり、コミュニケーションの質も変わり、仕事を楽しんでいました。2年半ほど働いた後、結婚して子どもを授かり、会社を退職しました。

出産して、3ヶ月程経つ頃から、どこか焦りを感じるようになりました。3年目の仕事が楽しい時期に退職して、育児だけの状況になり、「このままでいいのか?」という感覚がありました。周りの仲間は、昇進の話も出てきたり仕事を楽しんでいるに思えました。大学に進学して、留学まで行かせてもらったのに、このままじゃまずい。そんな思いから、周りの方に協力をいただいて、フリーランスとして、空いた時間に制作の仕事をするようになりました。