私は大阪府牧方市で育ちました。運動が好きで、小学生の時から野球に夢中になりました。ただ、中学生の頃には現実が見えてきて、プロ野球選手になろうとは思えませんでしたが。腰を痛めてしまい、高校では野球はできませんでした。それでも、大学では部活ではなくサークルで野球をしていました。

高校時代は理系科目の方が得意で、世の中で注目されていた環境問題に興味を持ったこともあり、大学では環境工学を専攻。大学院まで進み、廃棄物処理に関して研究しました。

ただ、就職活動の時期になると、私の興味はITやシステムに移っていました。世の中ではインターネットが普及し始めていて、ITやシステムが世の中を動かしているように感じられたんです。システムの仕組みを知り、動かせるようになりたいと考え、IT企業を志望しました。

その中で、直観的に合うと感じた、日本IBMに入社を決めました。面接で社員と話している時に立場の違いによる壁を感じず、いわゆる「組織のフラットさ」に居心地が良さそうだと感じたのかもしれません。

入社してからは、システムエンジニアとして働きました。チームでひとつの目標を達成するのが好きだったこともあり、仕事は楽しかったですね。数年経つと、海外のメンバーとの協業にも携わるようになりました。中国のプロジェクトチームとの仕事では、単身中国に行き、100人ほどの中国人メンバーと一緒に働きました。

自分とは違う背景、価値観を持つ人と働くのは面白かったですね。変な状況を楽しめる性格だったのか、大変なことが起きても、嫌だとは思わなかったんです。また、社会人になってから、ひとりで海外へ旅に出るようになっていたので、漠然と海外の人と関わり続けたいと考えていました。