大学入学後は、チームスポーツに取り組んでみたいと思い、アメフト部に入りました。しかし、戦略やフォーメーションが瞬時に変わっていく難しさに挫折してしまい、2ヶ月ほどで剣道部に入り直しました。部活に入れば毎日稽古があるので、考える時間も少なくなり、次第に「海外放浪への憧れ」みたいなものは薄れていきました。

剣道に熱中していると、2年次の大会で、社会人1年目の先輩が応援に来てくれることがありました。その時、先輩は「仕事がつまらない」と話していました。

社会人1年目なんて誰でもそう思っている時期だったのかもしれません。しかし、その先輩を慕っていた私は、素直に「仕事はつまらないのか」と、将来に不安を覚えてしまったんです。また、その先輩が大企業勤めだったので、自分も大きな会社で働くのは違うのかもしれないと考えるようになりました。

また、同じ時期に、剣道への限界も感じていました。部内にどうしても勝てない同期が2人いたんです。そのため、別の道だとしても、「もっと人としての力をつけたい」と思い、長期のインターンシップに参加することを決めました。剣道では勝てないからと、心のどこかには逃げ出したような気持ちもあったのかもしれません。

そして、3年になった時から、インターンを斡旋するNPO法人を通じて、ネットショップを運営する企業で長期のインターンを始めました。ところが、やはり仕事はできなかったので、毎日大変でしたね。議事録を書くのに何日もかかったり、商品の写真を撮っても真っ暗だったり、キャッチコピーも考えられなかったりと、本当に苦労しました。

ただ、インターンをしているので「目線が上がっている」という自負もあって、学校のゼミの中では「周りとは違う」と、自信を持つこともありました。しかし、インターン先に行くと、やはり仕事ができなくて落ち込む、そんな日々を過ごしていました。