ただ、まずは英会話の力を身に付けなければと思い、2012年5月頃に、フィリピンに語学留学に行くことにしました。フィリピン留学は短期間の英語学習として流行していましたが、実際に授業を受けると課題を感じてしまいました。もっと効率的な方法で学べるのではないかと。

フィリピン留学は韓国が発祥で、元々は韓国で英語の基礎を学んだ人が、「応用」を学ぶためにできたものでした。ところが、日本人「基礎」を学びに来てしまうので、結局話せるようになるのは元々英語が得意だった人や、大学生のように既に基礎がある人だけだったんです。

そんな日本人の特性をよく知らずに授業をしている学校に対して、「ごまかしてるなぁ」と感じていると、語学学校を運営していたことのあるフィリピン人と仲良くなりました。そして日本人向け英語学習の問題点や解決方法を話しているうちに、ビジネスパートナーとして語学学校を経営しないかと言われたんです。

正直、フィリピンという国に居心地の良さを感じていたわけでもないので、悩みはありました。ただ、今後日本人にとって英会話が必須になってくること、そうなった時にフィリピン留学はより重要な位置づけになると確信はありました。そこで、バギオというマニラからバスで5時間ほど離れた場所で、日本人向けの英語学校「BONDS ENGLISH ACADEMY」を開くことにしたんです。

日本人が英会話を効率的に学ぶ方法は、自分の中で確信があったのですが、そもそもどうやって生徒に来てもらうか、最初はかなり苦労しました。SNSで直接連絡したり、町でビラ配りをしたりしていき、初めてのお客さんが気た時は嬉しかったですね。そして半年ほど経つと、他の学校から転校してくれる人が少しずつ増えていきました。