御代田 侑佳さんストーリーのトップへ
何とかなると思い、新卒の就職活動はしないまま卒業
大学に進み1人暮らしを始めると、高校の時よりさらに自由の幅は広いし、時間も4年間もあって「無限大」に感じて、ひたすら遊んでいましたね。学校にはほとんど行かずにフットサルサークルの活動や居酒屋アルバイトをしたりと、大学生活を謳歌していました。目に映るもの全てが楽しくて、際限がなかったんです。
そんな生活だったので、3年生になって就職活動が始まっても働く実感は湧きませんでした。就活サイトに登録してみても何をすればいいかよく分からなくて、2社だけエントリーして話を聞きに行った後、すぐに就活を止めてしまったんです。遊びすぎて卒業が危なかったこともあり、まずは単位を取ることに専念しようと。
しかし、それは言い訳で、考えるのを先延ばしにしているだけでした。努力して失敗したら嫌だったし、今までのように「何とかなるでしょ」と思っていたんです。また、もし就職先が決まらなければ、実家に帰ればいいとも考えていました。
その後、単位を無事に取り終え、4年で卒業することになりましたが、結局、就職活動を全くしないまま大学生活が終わってしまいました。ちょうどその時、家を出なければならない状況になってしまいました。妹と2人暮らしをしていたのですが、もう1人の妹が東京に出てくることになったんです。
東京での生活を続けるためには働かなければと、卒業した3月の終わり頃にやっと就職活動を再開することにしました。しかし、その年の新卒採用は終わっていました。そこで、私は「既卒」として就職先を探し始めることにしました。