大城 友樹さんストーリーのトップへ
仕事に追われ、身体を壊して感じた危機感
実際に入社すると、まずは店舗研修として現場で働き始めました。そして、半年ほど経ち一通り業務も覚えた9月からは店長研修が始まりました。通常の業務に加え、人や商品の管理等、店全体を管理・運営していくことに若干パンク気味でしたね。休みの日や夜中にお店に呼ばれることもあり、働き詰めという状況でした。
そして現場での研修を1年終えると、元々携わりたいと考えていたスーパーバイザーの研修を経て、静岡県浜松市の店舗で、実際にスーパーバイザーとして働き始めました。最初は分からないことだらけでしたが、経験して学ぶしかないという思いもあり、少しずつ貢献していこうと仕事に打ち込みました。
1人で7・8店舗を担当したり、各店舗をまとめる営業所の方針と店舗のオーナーさんの考えの間を取り持ったり、実際に働いてみて初めて見える難しさもありましたが、自分の提案した施策でうまく効果が出たり、オーナーさんからやってよかったと感謝してもらえることはすごく嬉しかったですね。接客業で働きたいと描いたイメージに近い環境で仕事をすることができました。
しかし、4年目を迎えた折、組織体制が変わるタイミングがあり、新しい上司の進め方と合わない部分が生じるようになったんです。やることの量がこれまでよりも急激に増え、ほぼ100%に近い精度も求められるような状況で、仕事がどんどん振って来て休めない状況になってしまったんですよね。
がんばっても届かないようなところに最低ラインがあったため、とにかく仕事に追われるようになり、それまでは自分の意志で働いていたのが、「やらなければ怒られる」という考えに変わっていってしまったんです。
ついには身体も壊し始め、「これ以上この働き方を続けたらまずいんじゃないか」と考えるようになり、退職を考えるようになりました。上司からの薦めもあり、1ヶ月休暇をいただき再度判断してみたのですが、やはり会社を辞めようと気持ちは変わりませんでした。
正直、辞めた後に何をするかは決めていませんでしたが、取り返しがつかなくなる前に会社を辞めようという感覚でした。