会社に入って2年目からは、アトラクションデザイナーになり、 乗り物の企画・構想をして、製作するところまで一気通貫で行う仕事に取り組みました。 単品の乗り物のデザインから始まり、エリアのプランニングや、プロデューサーとしての仕事など、 様々な企画の仕事をしていき、部下も持つようになりました。

多くの学びがある中で、「2つのソウゾウリョク」について、強く意識するようになりました。 1つ目は夢を描くイマジネーションの「想像力」です。 想像する時は、とにかく頭のなかにある楽しいアイディアを出していくことが大切なので、 会議などで出されたアイディアを否定してはいけないと強く学びましたね。

幸い上司に恵まれていた私は、「理想の状態はどんなものか?」など多くの質問をされてきたので、自分で考える習慣を持てました。 そして、自分で考えて行動するので仕事が楽しくなるし、 それがモチベーションに繋がって良い想像ができると、好循環を生めました。 逆に、いきなり否定されると明らかに上手くいかなかったので、その差を如実に感じられたんです。

2つ目はイメージをカタチにするクリエーションの「創造力」です。 アイディアを具体的なカタチにしていく作業で、想像力と比べると苦しいものですが、 「ないものねだりではなく、あるものみがき」の考え方を身につけることができました。 理想を実現しようとすると、「あれがない」「これがない」と足りないものに目を向けてしまいがちですが、 そうではなく「何があるのか」を見つめて、最大限活かす考え方です。

遊園地の園長をしていた時の楽しい出来事ですが、園内にはスライダーや流れる機能なんてついていないシンプルな丸いプールがありました。 流行に乗って機能を追加したいけれど、そんな予算はない。 そこで発想を転換させ、マイクパフォーマンスのみでお客さんに同じ方向に回ってもらうことで水流を生み出し、ただの丸いプールを流れるプールに変えてしまったことがありました。

このように、一見実現が難しいことを、どうやって実現するかを考えるのが創造力で、 その手助けをするのが上司の仕事だと学びました。