親の都合による転居や再婚、継父家族との新たな生活など、
幼い頃から故郷と呼べる地はなく、転校を繰り返していました。
そのため、幼少期から住む環境への柔軟性や、新しく出会う人と接する際の社交性が養われ、
自立心が強く、一人で身の回りの家事をこなすという子どもでした。
同級生よりも大人との交流が楽しいと思う環境で育っているからか、
接し方も子供ながらに芸達者でしたね。
ただ、一人で寂しい思いもしていたので気をまぎわらすために、
色々な物、コト、機械、自然などに関心をむける遊びをしていました。

また、実父との再会後に、私が生まれた時の誕生パーティーの動画を見せてもらう機会があったのですが、
父は経営者だったこともあり、華やかな方々とつながっており、
それを見て、私の実父の存在ってすごいなと感じたんです。

かっこいい父親の元で産まれたなと思いましたし、
こんなに祝福されて生まれたんだなぁと思い、すごく嬉しかったんですよね。
そこから「私も将来、沢山の人に囲まれて仕事がしたい」と、漠然と考えるようになりました。

しかし、その後、父の会社は傾いてしまったんです。
そうすると、今まで父の回りにいた方々が、どんどん離れていき、

「お金が無くなったら、こんなに人って離れるんだ」

ということを強烈に感じました。

父も自信を無くしているのと病気のために、どんどん風貌が変わっていくのです。
それを見ると切なくて。助けてあげても結局、助けてくれる人なんて少ないのかと気づきました。

その後、高校生になると、自立して親とは離れて生活していたので、
卒業後は、大学に行かず経済的にも親から自立したいという思いと、
同級生とスタート時点から差をつけたいという考えから、
父がいた商いの都市、大阪で就職することに決めました。

大学は、社会人になってからでも行けるから、と考えていましたね。