努力した甲斐もあり、高校卒業が近づく頃には、これまでの成績や音楽への取り組みが評価を受け、
アメリカ本土の有名大学からオファーをもらう事が出来ました。
でもそこで、ふと立ち止まってみたんです。
そのままアメリカにいても良かったし、日本に戻る選択肢もある。
自分は何をしたいのか、考えたんですよね。

すごく明確にやりたいことがあった訳ではなかったのですが、
唯一出てきたのは、「自分は日本人だ」ということでした。
当時はバブル後だったこともあり、日本のために何か出来ないか、
なんとなく考えるようになったんですよね。

結果、たどりついたのは日本で英語の先生になろうということでした。
自分自身の経験からも、英語を通じて触れる情報が増え、
可能性を広げることが出来るような気がしたんですよ。
教職を学ぶため、日本の大学に進学しました。

英語の教師になるべく、教職課程をとり、教育実習に進んだ頃、
ある女性のベテラン教師に出会いました。
会社で働いて、結婚・子育てを経てから教師をしている方で、
お話を伺っているうちに、教師になるのは、社会を見てからでもいいんじゃないか、
と思うようになったんですよね。

その出会いをキッカケに方向転換し、就職活動を始める事に決めました。