中学を卒業し、ほとんどの生徒が進学する高校に進みました。特別進学コースで補習が多く、校則も厳しくてすごく息苦しかったです。このまま中学校と変わらない、狭いコミュニティの中で完結する毎日を過ごすのかと思うと、耐えられなくなりました。そこで、入学後3カ月で単位制の高校に転校しました。

親は「何でも望みをかなえるから、今の高校を無難に卒業してくれ」と反対しましたが、気持ちは変わりませんでした。補習や校則に縛られた生活をするのではなく、自分の興味のある授業をたくさん取って、たくさん学んで、伸び伸びと生活したかったんです。皆と一緒に足並みをそろえるのではなく、私らしく生きたいと思いました。

高校2年の夏には、アメリカにホームステイしました。仲良しのいとこがアメリカに1カ月ホームステイしたと聞き、先を越されたみたいで悔しくて。ライバルのような存在でもあったので、負けたくなかったんですよね。いざ行ってみると、言葉が全然通じなくて、意思表示が一切できませんでした。語彙力とコミュニケーション能力の低さを痛感し、打ちひしがれて帰ってきました。

悔しくて、そこからは猛勉強です。アルバイトでお金を貯め、短期留学を繰り返しました。バイトがない日は県の国際交流センターに通い詰めて、海外の情報を集め、外国人に話しかけてコミュニケーション力を磨きました。その中で青年海外協力隊を知って、大人になったら行きたいと漠然と夢を抱くようになりました。自分の価値観が広がり、自分が成長していくのが分かる時期でした。