茨城県日立市で生まれました。母、兄、祖父母と一緒に住んでいました。小さい頃は家族の喜ぶ顔を見るのが好きで、絵を描いて見せたり、料理を手伝ったりしていました。また、テレビで見た映画や番組の面白かったシーンを紹介したりしていました。

とくに映画を見るのは大好きで、毎週末放送されていたものはジャンルを問わず、欠かさず見ていました。中でも好きになる映画のタイプは最後にハッピーエンドで終わるもの。途中悲しいことがあっても、最後には幸せになる展開に勇気をもらい、自分もそうありたいと思っていました。

逆に、ハッピーエンドではない映画は、なんでそうなっちゃうんだろうと疑問に思っていました。互いに相手を喜ばせようとすれば自然とハッピーになるのに。なんとなく世界平和について関心を持つようになりましたね。

小中学校でも周りの人を喜ばせたいと思い、活発に行動していました。自然とクラスの輪の中心にいることが多かったです。特に自分が描いた絵で友達に喜んでもらうのが好きで、授業中もずっと絵を描いて、自信作を友達に見せたりしていました。

高校3年生のとき、将来の目標を漫画家に絞りました。なんとなく、母からは、良い大学に行って、大企業に入ってという堅実な生き方を望まれている気がしましたが、サラリーマンは忙しそうで常に時間に追われているイメージがあって嫌でした。それよりも、自分の作ったもので人を喜ばせる仕事がしたいと思ったのです。正直、クリエイターであれば作るものはなんでも良かったですね。

東京の出版社へ作品の持ち込みを始めました。親には伝えていませんでしたが、卒業したら上京しようと思っていました。

ところが、卒業間際に祖父が亡くなりました。そんな状況で上京すると、家族を余計に寂しがらせてしまうと思い、地元に残ることに。ある程度実績を積んでから、あらためて上京しようと思いました。

卒業後1年間は、アルバイトをしながら漫画を描き、完成したら東京に行って担当者に見せる生活をしました。