千葉県東金市で、3人兄弟の長男として誕生。大人しい性格で体を動かすことが好きではなく、そのせいか体が弱く、運動音痴でした。小学校入学後すぐ、心配した両親が人並みに運動できる子になるようにとスポーツクラブに入れられることに。ただ、運動嫌いは直らず、スポーツクラブのハイキングに参加したときは、あまりにも嫌すぎて、泣き出し、親に迎えに来てもらって途中で帰りました。

学校でも大人しく、クラスの中では存在感がない方で、みんなでかくれんぼすると、隠れていないのに誰にも見つからないほど。あまりに話さなかったので、同級生たちからは「何を考えてるかわからない」と言われていました。

体を動かすのは嫌いでしたが、プロレスは好きでよく見ていて、体格のいい大人たちがリングの上で戦っている非日常的な光景にワクワクしていました。ただ見るのが好きだったので、レスラーになりたいとは思っておらず、戦隊ヒーローを見る感覚と同じで、プロレスは別世界のできごとと捉えていました。

中学校に入ると、プロレス番組を毎週録画して本格的に見るように。部活に入っていなかったので、空いた時間はほぼプロレスにつぎ込んでましたね。プロレス雑誌やプロレス漫画、スポーツ新聞などを読んで情報収集するようになりました。

普通のスポーツはルールを覚えないとわからないことが多いですが、プロレスは何も考えずに見ていても、何が行われている場面なのかわかるところが良かったです。例えば試合中に椅子で殴っているところをみたら、あの選手は悪者だってわかります。

また、想定外のいろんな出来事が起こるのも好きでしたね。よくわからないやつが乱入してくるなど。何でもありで、あり得ないことが起こり、それが受け入れられてしまう非日常感にワクワクしていました。

中学3年頃からプロレス界に体の小さな選手もデビューし始め、プロレス専門の学校もできました。そんな状況の変化からプロレスラーになることを身近に感じ、もしかしたら自分もなれるかもしれないと思うように。

プロレスを見る機会を増やそうと、後楽園ホールに近い高校に進学。放課後は毎日のように後楽園ホールに行きました。ただ、毎回観戦するお金がなく会場には入れなかったので、入り口でレスラーの出待ちをすることが多かったです。レスラーがバスから降りて会場に入るところを遠巻きに眺めて、「今日も頑張ってください」と念を送って満足してましたね。