テニスに没頭しつつ、試験前などのポイントは集中してメリハリをつけて勉強し、医師免許を取得。その後の研修先には、外部の大学病院を選びました。今までとは違う環境に身をおいて成長したいと思ったからです。1年目は大学病院、2年目は市中病院で研修を受けました。専門は眼科を選びました。自分が憧れた医者の先生が眼科だったことに加え、診断から治療までできることに魅力を感じたからです。

研修をして日々感じていたのは、医者もリーダーシップとマネジメントを学ぶべきではないかということです。医者は医療のプロであっても、人材育成や経営のプロではなく、卒後にそのような知識を学ぶ機会は保証されておりません。医者も人を育てるのだからリーダーシップが必要だと思いました。さらに今後の経済情勢を考えると、医療機関の経営管理についても体系的に学ぶ必要があると思いました。

25歳、これからの人生におけるミッションについて、真剣に考えました。たくさんの人に会って話を聞いたり、週に何冊も本を読み、学んだことをすぐに行動に移したり。様々なことを学ぶうち、「マネジメントの知識を持った医者になる」ということが、自分の人生でチャレンジする意味がある目標だろうと思うようになりました。

この目標を実現するために、海外留学しようと決めました。スポーツ選手がもっと強くなるために世界へ羽ばたくように、海外で自分の力を高めたいと考えたんです。

まず医療の研究目的で留学して、それが終わったらビジネススクールに通おうと決めて、留学の準備を始めました。研修医を終えて母校に戻って博士号を取得後、アメリカに渡りました。