大阪市東成区にお寺の次男坊として生まれました。両親は、家を継ぐ長男には将来のための教育をしていましたが、次男である私には放任主義でした。そんな環境もあってか、幼少期はわがまま放題で、自分のやりたいことや興味のあることしか目に入らず、周りの人の気持ちを考えない乱暴な性格でした。小中学校では何度も親を呼び出されました。

高校生になっても、変わらずやんちゃで、付き合う女の子もコロコロ変えていました。ところが高校1年生の終わり、メインでお付き合いしていたとある女の子と一緒にいるとき、ふと「俺、こいつとずっと一緒におれるわ」と思いました。すぐに本人に結婚の申し込みをしたかったのですが断られるのが嫌だったので勝手に「俺お前と結婚することに決めた。お前断られへんねん」と言いました。彼女から、親の手前、高校だけは卒業したいと言われたので、結婚は卒業まで待つことにしました。

高校3年生のとき、彼女の親のところへ行き、娘さんと結婚したいと伝えました。すぐには決められないと、かわされそうになったので、どうすれば結婚できるのか考え、彼女の親戚の中で一番発言力のある人に認めてもらえば、結婚を許さざるをえなくなるのではないかと思いつきました。そこで、すぐに親戚の中で一番の発言力を持つ方と連絡をとり、会いに行って彼女と結婚したい旨を伝えました。

するとその人は、社会に出て自分の力で200万円稼いでくれば、一族が何を言おうと結婚を認めさせてやると約束してくれました。そうなるともう大学に行ってる場合ではありません。自分の将来について、高校を卒業したら大学で経営を学んで商社に入って、商売のいろはを学んだ後に独立するんだと考えていましたが、それでは結婚するまでに時間がかかりすぎます。一刻も早く金を稼がなければと思い、高校卒業と同時に自動車タイヤの製造メーカーに就職しました。